音質改善テクニック13


1:半田

  半田は、 主に錫と鉛の成分ですが、近年、ヨーロッパの環境規制によって鉛フリー化が進んでいます。そのため日本のオーディオ機器は鉛フリー半田を使っています。
鉛フリー半田は、例として錫+銀+銅(Sn+Ag+Cu)の組成だったり、ビスマス、ニッケルが入っていたりするものもあります。
音質的には、鉛が入っていた方が鉛のように重く滑らかの音が出たような印象でしたが
鉛フリー半田では音質的には、ハイ上がりに聞こえるように感じます。
メーカーも承知なので、半田の音も含めたチューニングをして販売していると思います。

 私所有のDCD-1650AEのDAC出力部の抵抗とコンデンサとOPAMPを音質改善のために
変更したときに
プラチナゴールドニッカス101 を使ってみましたところ、低域もズ〜〜ン、高域は透き通った音で滑らかになりました。
 従来の鉛フリー半田の音ではハイ上がりで高域の濁りがありますが、これにいくら良い部品をつけても素質が悪ければ、結果は悪くなりますので、今回は、素 質を含めて良くする改善をしてみて体験してみました。



改造前は、抵抗はリケノーム、コンデンサはタイツウ、OPAMPはOP275でした。
改造後は、抵抗はデール、コンデンサはWIMA、OPAMPはOP275とOPA627です。