1:ジッタ低減による音質改善
CDやMD、DAT、CDRなどのデジタル機器は、同じメディアを再生しても、記録されて
いるDATAは同じものであるが音質は機器によって異なって聞こえます。
この原因は、ジッタと言われています。
最近のDACは、1BITDACと呼ばれ、ジッタに弱いと言われています。
ジッタが増えると、聴感上、音が濁って聞こえたり、歪みっぽく聞こえたりします。
これを改善するためには、デジタル接続時は、同軸ケーブル(75Ω)線を必ず使う様に
します。光ケーブルは、グレードの低いものは、光伝送上、ジッタが増えたりします。あまり
お勧めしません。
2:ハード的ジッタ低減方法
デジタルインターフェースにおいて、送信側のクロックに同期するために、受信側の
PLL
で同期したクロックを作っています。この時、受信側のPLLの性能が重要です。
このPLLの性能が悪いと、クロックが揺れ、ジッタになります。
そこで改善するために、もう1つのPLL(2’ndPLL)を追加することで大幅にジッタを低
減する事が出来ます。これは、PLLの内部のフィルターで、ジッタ成分が低減されて
VCOで、きれいなクロックが生成されます。
最近残念なのが、バリメガモジュールが手に入らなくなっていて、2’ndPLL回路を
簡単に作ることが難しくなりました。