CDプレーヤーは、光学的な方式でCDのDISC面に刻まれているデジタル信号を読み出し、音声信号に変換して出力するわけですが、一見、関係なさそうな磁気の影響によって、出力の信号の音質を悪化させています。
なぜでしょう?ここで考えてみますと、CDには実測で約5mG程度帯磁しています。しかもまばらに帯磁していますので、CDが回転したときには、フレミングの法則で、ピックアップのレンズをコントロールしているコイルに影響してレーザー光が曲がり、読み取りエラーとなります。しかし、CDの強力なエラー訂正回路によって信号が途切れないように、前値保持や補間を行い信号を出力します。それで音質が劣化しています。
(10kHz以上の周波数は、前値保持や補間が発生するとサンプリングの定理により出力されない。)
このCD消磁器 ACOUSTIC REVIVE RD-1は、CDに帯磁している磁気を消磁する機器です。効果は、再生音がマスターテープの音質と同等になり、楽器のニュアンスと雰囲気まで伝わってきます。それと、高域の音が綺麗になり、低域も伸びて聞こえます。
マスターテープからCDを作ると音が悪くなると言われていますが、この機器を使ってCDを聞くと音質はマスターテープの音のままです。
従来44.1kHz16bitのCDは音が悪いといわれていますが、100%実力を引き出していないだけなのに、サンプリングやビット数が悪いかのように思われています。これは残念なことです。